読者の悩み
- トレンドラインの引き方を知りたい
- どの時間足で引けばいい?
- 稼げる手法も教えてください
この記事では、このような方へ向けて書いています。
トレンドラインは、テクニカルツールの中でも簡単に引くことができます。
しかし、簡単に引けるがゆえに「本当にこれでいいのか?」と思ったことはないでしょうか?
トレンドラインは正確に引くことができれば、有効に働いてくれます。
そこでこの記事では、トレンドラインの引き方から適応される時間足、そして稼げる手法を解説します。
トレンドラインの定義と役割
トレンドラインの定義
トレンドラインは、相場のトレンドの強弱を把握するためのラインで、高値どうしまたは安値どうしを結んだ線のことをいいます。
トレンドラインには2つの種類があります。
トレンドラインの種類
- 上昇トレンドライン:安値を結んで右上がりな直線
- 下降トレンドライン:高値を結んで右下がりな直線
トレンドラインの役割
トレンドラインには以下の役割があります。
役割
- トレンドの方向
- 抵抗帯
-
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トレンドラインの正しい引き方
皆さんは、トレンドラインを引くときに以下のことを思ったことはありませんか?
- 起点はどこから?
- 実体とヒゲのどっちに引けばいい?
- どの時間足で引けばいい?
1つずつ解説します。
起点はどこから?
トレンドラインは「目立つ高値」、「目立つ安値」から引いてください。
上昇トレンドライン
下降トレンドライン
実体とヒゲどちらに引けばいい?
トレンドラインは「ヒゲ先」に引きましょう。
トレーダーによっては、ローソク足実体に引く人もいます。
実体ということは、ローソク足の「終値」ということになりますよね?
終値は各時間足の価格の中では重要なものになりますが、トレンドラインを引くときは違います。
なぜなら、値動きの幅をすべて含めることがより一般的だからです。
ということは「ヒゲ先」で引くことが好ましいのです。
どの時間足で引けばいい?
トレンドラインは、トレードを基準としている時間足で引きましょう。
皆さんは、どの時間足を基準にトレードを行っていますか?
トレード例
- 4時間足での押し目買い、戻り売り
- 15分足での押し目買い、戻り売り
上記で例を上げました。何分足を基準にしているのか?
基準にしている足でトレンドラインを引いてみましょう。
トレンドラインの信頼性と重要度
トレンドラインの信頼性
トレンドラインの3点目の反発ポイントがあれば信頼性は高くなります。
この反発ポイントが多ければ多いほど、引いたトレンドラインの信頼性はより高くなります。
時間足ごとの重要度
大きな足で引けるトレンドラインは重要度が高くなります。
トレンドラインの時間足の重要度
月足 > 週足 > 日足 > 4時間足 > 1時間足 > 15分足 > 5分足
角度でわかるトレンドの信頼性
トレンドラインの角度は重要です。
重要なトレンドラインは45度の角度で引かれます。
45度トレンドライン
45度のトレンドラインは、価格が時間経過とともに均衡を維持しているためです。
45度以上のトレンドライン
トレンドラインの傾斜が強いということは、価格が上昇or下降のどちらかに強く動いているということである。
通常、上昇or下降の速度が速いと維持できない可能性が出てきます。
傾斜が強いとトレンドラインをブレイクされる可能性も高まり、45度のトレンドラインへとどまることもあります。
45度未満のトレンドライン
45度より緩やかなトレンドラインは、その「トレンド」として弱い可能性があります。
トレンドラインのブレイク
「終値」がトレンドラインをブレイクしたら、トレンドラインの効果が切れた可能性が高い。
しかし、「だまし」が起きて、ブレイクしてもまた価格が戻ってくるかもしれない。
この「だまし」を回避する方法で3%ブレイクルールというものがある。
3%ブレイクルール
3%ブレイクルールは、トレンドラインのブレイク時に「だまし」を見極める方法である。
具体例
トレンドラインを引いた先の価格が100円だったとしよう。
終値が97円以下であれば、3%ブレイクルールは適応される
このように、トレンドライン上での価格よりも3%の価格がついた終値であれば、3%ブレイクルールは適応されます。
トレンドラインを用いた稼げるFX手法
トレンドラインを用いた稼げるFX手法は「押し目買い」、「戻り売り」です。
順張りともいいますね。
手法の手順は以下の通りです。
- 手順1:トレンドラインでの反発を狙う
- 手順2:反発ポイントを下位足で見る
たったこれだけです。
手順1:トレンドラインでの反発を狙う
狙いたいのは赤丸のところですね。
手順2:反発ポイントを下位足で見る
下位足でのトレンド転換を確かめましょう。
トレンド転換のサインは「ダウ理論」に基づいています。
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まとめと復習
問題を解いて復習しましょう。
復習
- 相場のトレンドの強弱を把握するためのラインで、高値どうしまたは安値どうしを結んだ線を( ① )という。
- トレンドラインは( ② )トレンドラインと( ③ )トレンドラインがある。
- トレンドラインの役割は( ④ )と( ⑤ )がある。
- トレンドラインの起点は( ⑥ )、( ⑦ )から引く。
- トレンドラインは( ⑧ )先に引く。
- トレンドラインの信頼性は( ⑨ )点以上反発していることである。
- トレンドラインで最も重要性が高いのは( ⑩ )足である。
- 角度は( ⑪ )度が最も重要。
- トレンドラインのブレイク「だまし」回避法で( ⑫ )がある。
解答
- ①トレンドライン
- ②上昇
- ③下降
- ④トレンドの方向
- ⑤抵抗帯
- ⑥目立つ安値
- ⑦目立つ高値
- ⑧ヒゲ
- ⑨3
- ⑩月足(大きい足が重要度が高い)
- ⑪45
- ⑫3%ブレイクルール