似てるオシレータでストキャスティクスとの違いも教えていただけないでしょうか?
このような悩みを解決していきます。
本記事の内容
- RSIとストキャスティクスの内容と使い方
- RSIとストキャスティクスの使い分け
本記事の信頼性
オシレーターの勉強をしていると、RSIというものに行き着いたと思いますが、なんかストキャスティクスと似ている?と思ったことはないでしょうか?
今回は、RSIとストキャスティクスの内容と使い方、それぞれの違いについて解説していきます。
RSIとは?
RSIはオシレータ系のテクニカル分析の1つで、「Relative Strength Index」の略になります。
日本語で「相対力指数」という意味です。
簡単に言うと...
買われすぎているか、売られすぎているかを表す指標
RSIの見方を知る
RSIは0~100%の間で表します。70%以上だと買われすぎ、30%以下だと売られすぎという意味になります。
RSIの意味
70%以上で買われすぎ
30%以下で売られすぎ
RSIの期間設定は?
RSIの期間で有名な値は、「14」です。この「14」という値は日足で採用していた期間になります。
これは、RSIの開発者「ウエルズ・ワイルダー氏」が最初に用いていた値になっています。
ストキャスティクスとは?
ストキャスティクスもRSIと同様に「買われすぎ」、「売られすぎ」を表す指標になります。
ストキャスティクスでは「%K」と「%D」の2本のラインを使ったファーストストキャスティクスと「slow%K」と「slow%D」を使ったスローストキャスティクスの2種類があります。
2種類のストキャスティクス
ファーストストキャスティクス:反応は早いが、ダマシが多い。
スローストキャスティクス:ファーストストキャスティクスの改善版(一般的に使用)
ストキャスティクスの見方を知る
ストキャスティクスはRSIと違い以下の数値で「買われすぎ」「売られすぎ」を判断します。
ストキャスティクスの意味
80%以上で買われすぎ
20%以下で売られすぎ
RSIでは70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎでしたね。
ストキャスティクスの設定
これの解説と設定を教えてください!
MT4でストキャスティクスを設定する際に、悩む項目は「%K」、「%D」、「スローイング」だと思います。
それぞれのパラメータには以下の意味があります。
%K:短期のオシレータのライン
%D:中期のオシレータのライン
スローイング:ファーストかスローを設定する項目
それぞれ詳しく解説していきます。
%K
計算式は上記の通りです。
Xに入る値はMT4のデフォルトは「5」になっていますが、一般的に使われるのは「9」です。
%D
%Dは%Kに比べるとラインが緩やかになり、またYに入る値は「3」が一般的です。
スローイング
スローイングで入力する項目はファーストストキャスティクスにするかスローストキャスティクスにするかを設定するための項目です。
「1」と入力するとファーストストキャスティクスになり、%Dと同じ値を入力するとスローストキャスティクスになります。
スローストキャスティクスを使用するのが一般的なので%Dと同じ値を入力をおすすめします。
ストキャスティクスの見方
ストキャスティクスの使い方は移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスに似ています。
ゴールデンクロスとデッドクロスは以下の通りでした。
ゴールデンクロスとデッドクロス
ゴールデンクロス:短期線(%K)が中期線(%D)を上抜ける
デッドクロス:短期線(%K)が中期線(%D)を下抜ける
チャートでは、%Kがグリーンのラインで%Dがレッドのラインです。
使い方は、80%ゾーンや20%ゾーンでチャートの赤い枠で囲ってある場所のようにそれぞれゴールデンクロス、デッドクロスが起きれば「買い」or「売り」のシグナルになります。
RSIとストキャスティクスどちらを使えばいい?
RSIとストキャスティクスのどちらを使えばいいのか解説していきます。
どちらを使うべき?
結論を言うと「どちらでもいい!」です。
なぜなら、オシレータ系のテクニカル分析1つだけでは勝てないからです。
あくまでも補助的に使うようにしましょう。
また、間違った使い方はRSIとストキャスティクスを同時に使うことはやめましょう!
まとめ
今回は、RSIとストキャスティクスの基礎から使い方、使い分けまで解説しました。
オシレータ系のテクニカル分析はあくまでも補助的なものに限りません。
FXで勝つにはマルチタイムフレーム分析のスキルが必要です。
マルチタイムフレーム分析に合わせて、ダウ理論やエリオット波動などの知識など幅広いスキルが必要になるので頑張って勉強していきましょう。