- 押し安値と戻り高値って何?
- なぜ重要なの?
- 簡単に探せるインジケーターはあるの?
FXの超王道手法はトレンドフォロー(順張り)です。その名の通りトレンドをフォローすること。
トレンドを判断するためには重要な押し安値と戻り高値を認識しなければなりません。
FXでは目線を固定することが重要です
そこで今回は以下の3つのことが書いてあります。
この記事でわかること
- 押し安値と戻り高値について
- 押し安値と戻り高値が重要な理由
- 押し安値と戻り高値を使ってトレンドを判断する方法
- インジケーターを使った簡単な見つけ方
押し安値と戻り高値とは?
押し安値と戻り高値
押し安値と戻り高値っていったい何?
そんなに重要なの?
まずは押し安値と戻り高値の定義について理解していきましょう。
押し安値
直近の高値を切り上げた起点となった安値のことです。 押し安値は上昇トレンドが出ているときに使う言葉です。 下図の赤丸1では直近の高値を切り上げていることがわかります。この高値を切り上げたときの安値が押し安値となります。
戻り高値
直近の安値を切り下げた起点となった高値のことです。 戻り高値は下降トレンドが出ているときに使う言葉です。 図の赤丸の2では直近の安値を切り下げていることがわかります。この切り下げたときの高値が戻り高値となります。
画像で見ると次のような感じだよ!
押し安値と戻り高値が重要な理由
押し安値と戻り高値が重要な理由。それは...
トレンドの認識は押し安値と戻り高値によって判断されるから
冒頭でもお話ししましたが、トレンドの基本はトレンドフォローです。ということはトレンドがわかっていないとエントリーしていい方向がわからないということなんです。
押し安値と戻り高値でトレンドを判断する方法
この押し安値と戻り高値を使ってトレンドを判断する方法は「ダウ理論」を使います。
ダウ理論については以下の記事をご覧ください
-
【FX】ダウ理論を用いてトレンド転換を極めよう|稼げる手法も紹介!
続きを見る
ダウ理論において上昇トレンドと下降トレンドは以下のように定義されます。
ダウ理論におけるトレンド定義
上昇トレンド:高値と安値がそれぞれ切り上がる
下降トレンド:高値と安値がそれぞれ切り下がる
画像でみると次のような感じです。
それぞれ上昇トレンドでは切り上げて、下降トレンドでは切り下げていることがわかります。これがトレンドの判断です。
【押し安値/戻り高値】インジケーターを使った簡単な3つの見つけ方
チャートを見てみたけど、どれが大事な高値や安値かわからない。
インジケーターで探す方法はありませんか?
高値や安値を探すときに、本当に重要な高値や安値を探すのに迷うことがあります。この高値や安値を探す習慣は一貫性を持って見つける必要があり、これがなかなか難しい。
そこで視覚的に高値や安値を見つける方法を3つ紹介します。それが以下の3つ。
3つの方法
- SWING-HLを使う方法(有料)
- Zig Zagのインジケーターを使う方法(無料)
- 20SMA(単純移動平均線)を使う方法(無料)
SWING-HLを使う方法(有料)
スイングハイ・ローとは
スイングハイ・ローは重要な高値や安値を探す方法で有名なラリー・ウィリアムズ氏も推奨しています。
meronも愛用しています!
このスイングハイ・ローを使った「高値」や「安値」を探す方法はとあるルールをもとに世界中のトレード―に愛用されています。
とあるルールって何だ?
スイングハイ・ローにはしっかりとしたルールがあります。
スイングハイローのルール
スイングハイ>>1本の高値の左右にその高値より低いローソク足がn本存在する場合に本当の高値と認識する。
スイングロー>>1本の安値の左右にその安値より高いローソク足がn本存在する場合に本当の安値と認識する。
どういうことかというと...
具体例(n=3)として解説します。
例えば、n=3としよう。
上のローソク足では、赤い丸の高値を超えないローソク足が3本ずつ存在しています。
このようなn=3と定めた場合は左右に低いローソク足が3本あれば本当の高値として定めることができます。今の例は高値でしたが、安値で適応する場合はスイングローと呼びます。
ちなみに、nの値で有名なのは「6」です。実際に使う場合は6として設定しておきましょう。
スイングハイ・ローを使ったインジケーター【SWING-HL】
スイングハイ・ローを実戦で使ってみましたが、いちいち数えるのがめんどくさいです。
なにか便利なインジケーターはありませんか?
残念ながらスイングハイ・ローを使ったインジケーターは無料では存在しません。しかし、スイングハイ・ローを使ったインジケーターは存在します。
インジケーターやEA(自動売買)を販売しているGogoJungleというサイトで数多くのツールを販売しています。
この GogoJungle の中でもスイングハイ・ローを使ったインジケーターはありますが、価格が結構高め(汗)
一番お手頃なのが、SWING-HLというインジケーター。価格は1,980円。
表示してくれるのは以下の4つ。
- スイングハイ・ローで計算(n=6)された高値
- スイングハイ・ローで計算(n=6)された安値
- 直近高値の水平線
- 直近安値の水平線
このインジケーターを使うことで、いちいち計算しなくて済みます。高値安値もマーキングされているのでわかりやすいインジケーターになります。
興味があれば購入してみてください!
Zig Zagのインジケーターを使う方法(無料)
zig zagはあちこちに散らばっている点を時間の経過順に直線で並べて描画するインジケーターです。
簡単に言うと価格の天井と底を表すインジケーターです。高値や安値を表すインジケーターではありませんが、基準を付けるためのツールとでも思っていてください。
zig zagのインジケーターの挿入方法を解説します。
まず「挿入」を押してください。挿入の次は以下の順にボタンを押していきましょう。
挿入 → インジケーター → カスタム → Zig Zag
そうすると以下の画面がでてきます。
パラメータ入力の項目に3つのパラメータが出てきました。
- Depth : 12
- Devitation : 5
- Backstep : 3
パラメータはデフォルトのままで構いません。そのままOKのボタンを押しましょう。
zig zagは視覚的にも波が見やすくなりますね!
20SMA(単純移動平均線)を使う方法(無料)
こちらは、「基準化FXルーシー」さんが解説している方法になります。
20SMA(単純移動平均線)の山谷を基準にして押し安値や戻り高値を見つける方法です。
私も最近はこの方法を参考にトレードしていて、基準がつけやすくわかりやすい方法だと思います。
詳しい解説>>押し安値や戻り高値を使ってブレイクを見極める(by 基準化FXルーシーさん)
まとめ
今回の記事では、高値と安値をインジケーターで表す方法について解説しました。高値と安値を認識することは、トレンドを判断するうえで重要な工程です。
インジケーターで表示させる方法は以下の3つでした。
3つの方法
- SWING-HLを使う方法(有料)
- Zig Zagのインジケーターを使う方法(無料)
- 20SMA(単純移動平均線)を使う方法(無料)
ぜひ参考にしてくださいね。