読者の悩み
- ファンダメンタルズ分析って何?
- トレードで必要なファクターは?
- ファンダメンタルズ分析だけで勝てるのか教えてください!
今回は、このような悩みを解説します。
FXの分析方法にはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析があります。しかし、勉強してみたものの、実際のトレードで活かしきれていない方がほとんどだと思います。
そこで今回の記事ではファンダメンタルズ分析とは何かを解説した上で、最低限知っておくべき内容を紹介しています。これからファンダメンタルズ分析を取り入れてトレードを始める方だけでなく、すでにファンダメンタルズ分析を取り入れている方も今一度見直してみましょう。
ファンダメンタルズ分析とは?テクニカル分析との違い
テクニカル分析との違い
ファンダメンタルズ分析とは、為替相場の未来の動きをチャート以外の情報から分析し、価格が上がっていくのか下がっていくのかを予想する分析ほうのこと。
チャート以外の情報とは
- 国の経済状況
- 政治
- 金融政策
などのことを言います。ファンダメンタルズ分析で全ての情報を考慮しはじめるとキリがありませんね。
数多くある情報でも決めたルールに従い、限定した情報をもとにトレードをすることをおすすめします。やみくもにトレードを行うのではなく、価格変動の方向をある程度予想していきましょうね。
一方のテクニカル分析とは、チャートを用いて過去の価格変動から未来の価格を予想する分析法のことです。低資金から大きく稼ぎたいときはテクニカル分析を極めていきましょう。
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ココがおすすめ
- 短期的な価格変動に翻弄されない
- 大きな資金を積めれば、大きく稼げる可能性がある
ココがダメ
- 低資金からでは稼げない(レバレッジ1倍としたとき)
- 時間が掛かり、思った方向に動くとは限らない
ファンダメンタルズ分析だけで稼げるのか?
結論をいうと、ファンダメンタルズ分析だけで稼ぐことは難しいと思います。我々日本人はファンダメンタルズ分析が比較的に好きだと言われているみたいです。
例えば、
- アメリカの経済指標がいいからUSD/JPYは~
- 日本の失業率がいいからUSD/JPYは~
などの予測することが好きみたいです。予想することが「ダメ」といっているわけではありません。ただFXの本質って「勝って稼ぐこと」ですよね?
ファンダメンタルズ分析で稼ぐには以下の手順を踏みましょう。
STEP1:大きな投資金を用意する
STEP2:ファンダメンタルズ分析で価格の方向を予想する
STEP3:エントリーポイントを探し、エントリーする
STEP1:大きな投資金を用意する
まず、ファンダメンタルズ分析だけで稼ぐには大きな投資金用意する必要があります。ファンダメンタルズ分析だけでトレードをしようといている人は主に以下のようなトレードスタイルを考えているはず。
トレードスタイル例
- スイングトレード(数日~数週間)
- 長期トレード(数か月)
上記のような長期でトレードする場合は、レバレッジを大きくかけられません。ファンダメンタルズ分析だけで稼ぐとすると大きな資金が必要なってきます。
STEP2:ファンダメンタルズ分析で価格の方向を予想する
STEP2はファンダメンタル分析で価格の方向を予想することです。
ファンダメンタルズ分析で、価格変動を予想するには政治、金融政策、経済指標など様々な情報を駆使しなければなりません。しかし、すべての情報をもとに予想していたらキリがないので情報を絞りましょう。
STEP3:エントリーポイントを探し、エントリーする
STEP3はエントリーポイントを探すことです。
ファンダメンタルズ分析が完璧にできたとして、エントリーポイントがわからないと話になりません。
仮に上昇を予想したとしましょう。上がるパターンは以下の3つが考えられます。
- そのまま上昇していく
- レンジを形成してから上昇していく
- 一度下降したあとに上昇していく
皆さんはエントリーするとしたら、含み損を抱えたいですか?エントリーポイントがわからず、ファンダメンタルズ分析だけでトレードをしていると、大きな含み損を抱えてしまうかもしれません。
皆さんは含み損を抱えたいですか?なるべく含み損を抱えずにエントリーしたらすぐに含み益になってほしいと考えていますよね?
であれば、必ずテクニカル分析もできるようになりましょう。テクニカル分析が完璧にできるようになると、どのトレードスタイルでも稼げる可能性が出てくるためです。
ファンダメンタルズ分析と相性がいいトレードスタイル
先ほども書きましたが、ファンダメンタルズ分析と相性がいいトレードスタイルは以下の2つです。
トレードスタイル例
- スイングトレード(数日~数週間)
- 長期トレード(数か月)
大きな資産があれば、大きなリターンを望むことができます。
為替市場を動かす可能性のあるファクター【初心者は必ず覚えよう!】
こちらの項目では、為替市場を大きく動かす可能性のあるファクターを紹介します。
ファクターも勿論大事ですが、まずは「なぜ価格が変動するのか」を知っておく必要があります。
為替レートが決まる理由
皆さんは為替レートが決まる理由は知っていますか?まずは為替レートが決まる理由を知らないと話にならない。
例えば米ドル/日本円の通貨ペアを例にとる。為替レートはこの2国間の通貨の交換比率で決まります。交換比率とは「1米ドルを日本円に換算したときにいくらになりますか?」という意味である。
言い換えると、単体の通貨(例えば日本円のみ)だけでは円の価値は決まらない。2国間の綱引きをイメージするとわかりやすいかもしれない。
強いのはどっち?
いわば2国間の強さ「国力」の引っ張り合いをしています。例えば、綱引きで日本が強い言われているとしよう。交換相手のアメリカが日本より強ければ綱はアメリカに引っ張られることになる。
為替レートも同じです。2国間の通貨の価値が高いほうに綱は引っ張られます。ちなみに綱が引っ張られる要因は景気や金利、要人発言と様々な要因があります。
為替市場を大きく動かす可能性のあるファクター
初心者がまず覚えるべき、為替市場を大きく動かす可能性のあるファクターを3つ紹介します。以下をご覧ください。
ファクター
金利
経済指標
要人発言
ファクター1:金利
ファクター1は「金利」です。2国間の金利を比較したときに、金利が高いほうが買われやすい傾向にあります。この金利で稼ぐ方法をスワップポイントといいます。
トレードへの組み込みかたは簡単ですね。
金利上昇→通貨価値上昇→買われやすい
金利下降→通貨価値下降→売られやすい
という風に、絵にかいたような関係になります。
主要各国の金融政策のスケージュールはこちらをご覧ください。
金利とは
資金の貸借において借り手から貸し手に支払われる利息(貸借料)の、貸借された金額(元金)に対する割合(引用)
ファクター2:経済指標
ファクター2は「経済指標」です。経済指標といっても様々な種類があります。
私もFXを始めたてのころに、経済指標にやられたことがありました。調べてみると経済指標発表時だったとこがあります。
米国の経済指標(例)
- 消費者信頼感指数
- GDP
- 中古住宅販売件数
- 景気先行指数
- 耐久財受注
- 雇用統計
- 貿易収支
- 小売売上高
- PPI
- CPI
上記に挙げたのは、ほんの一部にすぎません。
初心者のトレーダーはまず、「雇用統計」をマークしておこう。
雇用統計は、今後のアメリカの景気がどう行くのかを示すものでもあるため注目度は高い経済指標になっているからです。
トレードへの組み込みかたは経済指標発表時の取引は控えて、経済指標から今後の展開を予想することになります。
経済指標カレンダーはこちらからご覧ください。
ファクター3:要人発言
ファクター3は「要人発言」です。為替相場動かす力のある3人は以下の通りです。
- アメリカ大統領
- FBR議長
- 財務長官
要人発言は今後の国の動向が見える発言ともなるため、要人発言には注意が必要です。
要人発言のニュースはこちらからご覧ください。
まとめ
ファンダメンタルズ分析だけのトレードで稼ぐことはなかなかの難しさがあります。しかし、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の組み合わせがどのトレードスタイルでも稼げる可能性がでてきます。
まずは、一度に多くのことは覚えなくていいので一つずつ覚えていきましょう。